住宅メーカーのココがすごい
倒産したところで物件のクオリティとは関係ないのですが、イメージが悪く、中古での購入を検討する人が買い控え、その結果、価格が下がる可能性があるからです。
会社の倒産リスクというのは私の専門分野のひとつでして、一般のかたにも分かりやすい、簡単な見分けかたをご紹介しておきましょう。
上場会社であれば、決算は年1回ではなくて年4回、四半期ごとに発表しています。
四半期決算を見て、営業、経常、当期(税引き後)、どの段階であれ、赤字のある会社には注意です。
これは、決算短信の表紙を見れば分かります。
また、貸借対照表を見て、現金の減りかたが激しい会社と、「財務活動によるキャッシューフロー」のマイナスが大きい会社にも注意が必要です。
どちらも、銀行から借金返済を迫られているときに見られる現象だからです。
さらに、損益計算書に特別損失が大きく出ている会社と、売上が伸びていないのに売上原価が急増している会社も注意が必要です。
どちらも、手元に抱えている不動産の価格が下落して損失の表面化を余儀なくされたからで、たいていの場合、氷山の一角、つまり他にも同じような損失が隠れていて、いずれは表面化する可能性が高いのです。
上場していない会社の場合どうするか……。
うーん、私であれば”判断しない”つまり付き合わないことにすると思います。
すべてが悪い会社だとは思いませんし、さきほど申し上げたとおり、実際には、デベロッパーが倒産したところで物件そのものが悪いわけでもありません。
しかし、資産価値を守るという点では、わざわざ自分から負う必要のないリスクでしょう。
30年間倒産しない会社を見つけることは至難の業ですし、ここに過度にこだわることも精神衛生上どうかとは思います。
しかし、選べるのであれば、旧財閥系の大手、または、超有名企業の子会社、関連会社が望ましいことは間違いありません。
これだけの数のマンションが世の中にあって、しかも、実際の建築作業はゼネコンそのものではなく、ゼネコンから依頼を受けて下請け、孫請けがやっています。
そう考えると、マンションの質そのものは、どのゼネコンがやってもそれほど変わるものではありません。
しかし、さきほどのデベロッパーの場合と同じで、資産価値を守る、つまり、高く売却するには、ゼネコンは一流どころであるほうが望ましいです。
素人が、建物のクオリティを判断するのは難しいので、結局、判断材料はゼネコンの知名度しかないのです。
ですから、聞いたことのないゼネコンが施工したマンションよりも、有名なゼネコンが施工したマンションのほうが、中古マンションを買う側としては安心です。
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